AU dormitory
海外の大学へ進学を目指す、サブサハラアフリカ出身の学生たちが暮らす寄宿舎です。
現地で最も手に入りやすい焼成レンガは、不均等なサイズや強度のために通常はモルタルやペンキで隠されますが、これを主要な材料として活かすことを試みました。敷地内は大きく6つの棟 (男女別の寮棟、事務所、食堂、教室、ホール、宿直室) に分かれています。互いに強く分断されてしまわないよう、視線を共有できる空間を近づけ、そうではない空間は離すという選り分けを行いました。
個室を持たない寄宿舎ですが、集まったり、距離をとったり、時々に応じて選択できる場所となりました。南北の開口部はビクトリア湖の影響を受けた南北からの風を取り込み、赤道直下にありながら標高が高く快適な気候を活かしています。
Information
敷地: ウガンダ ナンサナ
用途: 寄宿舎
竣工: 2015
面積: 1,316㎡
設計協力: Plantek Limited
施工: Aswangah Construction Services
壁画: 湊茉莉
写真: Timothy Latim
掲載: 新建築2014年5月号/新建築2018年1月号/JA2014冬/African Design Magazine/SD2012/archdaily/gooood/architecturephoto/Architectural Guide