井荻の家
1970年代に建てられた木造住宅の改修です。
改修前は壁•ドア•襖によって小さな部屋に区切られていましたが、間仕切り壁や天井を取り払うと、天井裏や床下•階段下に、こっそり隠れたくなるような魅力的な空間が潜んでいました。そこで、柱や梁を残したまま、それらの小さな空間をひとつの部屋に取り込むことにしました。ひとつながりの空間でありながら、小さな段差や隠れ場所がある変化に富んだ場所が出現しました。
家族の成長とともに部屋を仕切ることもできるきっかけを残しており、住まい方も変化していきます。
Information
敷地: 東京都 杉並区
用途: 戸建住宅改修
竣工: 2010
面積: 88.19㎡
施工: 栗木工務店, 東洋メインテック
写真: テレインアーキテクツ