兵庫県•加東市のニュータウンにある、6人家族のための住宅です。
周辺の区画は空き地がまだ多くひらけていましたが、眼下に桜をのぞむ丘陵地の突端にある敷地は、小さな子ども4人を育てる家族にとってはとても良い環境でした。そこで、玄関や客間のある開放的な平屋の空間と、寝室や水廻りのある2階建ての比較的閉じた空間の２つを設け、それらがダイニング部分で交わる構成としました。変形の十字のような平面が、4周の敷地境界からそれぞれ距離をとりながら配置されています。周辺の視線から距離をとり、同時に家族同士もほどよく距離をとれる住まいです。